
妊娠反応が陽性の場合
妊娠判定日から約1週間後の受診で超音波により胎嚢(赤ちゃんを包んでいる袋)を確認します。その後、1週間後と2週間後に超音波で胎嚢の成長の様子を診ます。通常は妊娠6週(胚移植2週間後)くらいで胎児心拍が確認されます。
- 日常生活に特に制限はなく、普通に過ごせます。胎児心拍を確認したのちには、お産をする予定の病院での妊婦健診になるため、転院先の情報を確認しましょう。
- 自宅から近い診療所、NICU(新生児集中治療室)がある総合病院や大学病院、身内の方や友人が出産して評判がよい病院など様々な選択肢があります。
- 女性だけの来院で診察はできますが、仕事の都合がつき、二人が希望する場合は、病院に同行するとよいでしょう。
- 胎児心拍が確認されるまでは女性は安心できないことが多いため、順調に育っていたか、話を聴くと助けになります。
- 胎児心拍が確認できた場合は「よかった」「おめでとう」と声をかけましょう。
- 自宅・助産所
- 産科クリニック
- 総合病院
- NICU (新生児集中治療室)の整った周産期センターや大学病院
- 年齢、リスク、自宅からのアクセス
- カンガルーケアやマッサージなど希望のケア
- 身内の方や友人が出産した評判 → 考慮する
- 女性ホルモンの影響で、眠気やお腹が張る感じのある場合があります。
- 赤ちゃんの心拍が確認されたら、役所に妊娠の届け出をして母子手帳と妊婦健康診査受診票を申請しましょう。転院先の妊婦健診で一部の助成が受けられます。
- 超音波ドップラーで赤ちゃんの心臓の音が聞こえます。
- 赤ちゃんの動き(胎動)を感じます。母の自覚が増す時期です。
- 残念ながら、治療による妊娠は自然妊娠と比較して流産率の高さが特徴です。妊娠中に出血や下腹部痛があった場合はすぐにかかりつけの病院へ連絡しましょう。
妊娠反応が陰性の場合
妊娠反応が陰性の場合は、約10日後に基礎体温が下がったことを確認するために来院していただきます。残念ながら今回の治療で妊娠しなかった場合は、女性はかなり落ち込み、身体も心も疲れはて、まるで赤ちゃんを失ったような感覚になる人もいます。次の月経周期で体調を整えて、治療を継続するか、少しお休みするかを考える期間となります。
- 落ち込むのは当然で、悲しい気持ちになることがあります。無理に頑張ろうとしないで悲しむことは、気持ちの回復のためには必要です。
- 「つらいことをわかってほしい」と、パートナーに自分の気持ちを伝えましょう。
- この時期の女性は、深く悲しみ、落胆の中にいます。ご自身もつらい時にサポート役になることは大変ですが、できるだけそばにいて話を聞くとよいでしょう。
- 男性もつらい気持ちは一緒です。男性も女性に気持ちを伝え、時には一緒に悲しむことも重要です。ご自分だけで悩まないで、つらい時は医療者に遠慮なくご相談下さい。